中国の国産大型旅客機「C919」の1機目の後部機体が先ほど交付され、機体の組立の基礎を固めた。同機は2015年内に初飛行を実現する見通しだ。16日付中国証券報が伝えた。
今後20年に渡り、中国市場だけでも50座席以上の民間航空機を約5300機追加する必要があり、価値にして6400億米ドル以上の規模となる。国産大型旅客機は、得難い歴史的チャンスを迎えている。
大型旅客機の産業チェーンはさまざまな分野に跨っており、量産化後は関連企業の業績を押し上げ、中国旅客機市場をけん引することになる。中国トップ層からの重視、国防予算の増加、軍需産業改革の推進も好材料となり、産業チェーン上の企業の業績向上に期待できる。
「中国証券報」より2015年2月16日