ランキング1位は東京、2位はオーストリアのウィーン、3位はシンガポール、4位はカナダのトロント、5位は米国のニューヨークだった。東京がなぜ首位に立ったのだろうか。調査によると、東京は効率とホスピタリティで高い評価を得て、ほかの指標でも軒並み平均水準を上回った。2位のウィーンは経済規模や人口は東京にかなわないが、安全性と正確さ・迅速さで高く評価された。
今回の調査で東京はホスピタリティのうち、「住民の意欲」、「道路の清潔さ」、「サービス水準」などでも首位に立った。だが日本を訪れる外国人観光客が急増する今、東京にはまだ改善するところがある。これまで東京の鉄道駅で情報センターがあるところはほとんどなかったが、最近増えてきたWiFiサービスが利便性をもたらしている。今後は旅行者向けに必要な情報や観光情報を提供するサービスを開発していくことになる。
また多様性と新陳代謝という点で、東京は他の都市に負けている。そこでさまざまな人々がともに暮らす都市の実情に見合った環境を構築し、企業家の発展や起業にふさわしい社会構造を構築することがぜひとも必要になる。
BLOGOSによると、東京五輪までまだ5年あり、日本人は明確な目標を与えられると、大きな突破力を発揮する。日本人は今回の調査結果での東京の順位に甘んじることなく、足りないところを少しずつ改善して、東京の力を高めていくだろうという。(編集KS)
「人民網日本語版」2015年3月6日