5日に第12期全国人民代表大会(全人代)第3回会議で審議中の政府活動報告では、2015年のGDP成長率目標が7%前後に設定された。業界関係者は、この目標の実現は容易でなく、2015年の安定成長に向け金融政策に力を入れるべきだと指摘している。6日付中国証券報が伝えた。
民生銀行の首席研究員の温彬氏によると、2015年のGDP目標は初めて第12次五カ年計画が設定した年間成長目標と一致した。これは中国の現在の潜在的な成長率に対する確認であり、経済発展が速度ではなく質を強調するという政府の姿勢が示された。経済構造の改善、サービス業の急速な発展により、経済成長率が低下する中でも雇用創出の目標実現を保証できる。
「中国証券報」より2015年3月6日