全国政治協商会議の委員を務める経済学者の林毅夫氏は、「中国のような発展途上国によとって、新常態(ニューノーマル)の下で経済の中くらいのペースの成長を維持し、中の上の水準へと移行する『2つの中くらい』は、可能であり、必要なことだ」と話す。
林氏は、「そうでなければ、先進国との所得格差の縮小ペースが鈍化し、中国の2020年をめどとした発展目標の実現にも影響を与え、さらには雇用、金融、財政などにも問題が生じる可能性がある」と話す。
また林氏は、「中国にはなお後発組としての大きな強みがあり、技術のイノベーションであれ、産業のバージョンアップであれ、環境の改善であれ、はたまた都市化であれ、大きな潜在力を備えている」と話す。(編集KS)
「人民網日本語版」2015年3月6日