外需回復で、2月の中国輸出の伸びが予想を上回る

外需回復で、2月の中国輸出の伸びが予想を上回る。

タグ: 中国輸

発信時間: 2015-03-09 17:02:30 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

中国税関総署が8日に発表したデータによると、2月の中国輸出入総額は前年比11.3%増の1兆7000憶元で、うち輸出額が同48.9%増の1兆400億元、輸入額が20.1%減の6661億元だった。貿易黒字は3705億元で、前年同月の1373億元の赤字から大きく増加した。関係筋は、2月の輸出額の前期比大幅増には基数の要因があるが、それでも市場予想値を超えており、さらに1-2月の輸出額が前年同期比で二桁増のペースを考慮に入れると、目下外需回復の兆しが明らかになりつつあると分析している。

中国銀行国際金融研究所高玉偉研究員は、2月の輸出の急拡大は主に昨年同期の輸出マイナス成長という基数と大きく関わっていると話した。

民生証券研究員の管清友執行院長は、「季節変動要因を取り除く合理的なやり方は累計増速を見ることだ。1-2月の輸出累計成長率は15.3%、やはり速いペースを保っている」と話す一方で、「その継続性を観察する必要がある。例えばEUが中国最大の貿易相手国で、1-2月のEU向け輸出が13%増と、輸出成長の重要な推進力となっているが、それが将来引続き高成長を維持できるかは不確定だ。しかし、全体的に安定を保ち、平均増速が6%-8%前後になると予想される」と指摘した。

実際、データ発表の前日に商務部の高虎城部長はすでに一歩先に関連情報を明らかにした。高部長は第12回全国人民大会第3回会議のニュースセンターで記者団の質問に答えた際に、「先行指標の試算によると、1-2月の輸出入は依然としてマイナス成長だったが、その下げ幅が1月のそれより大幅に縮小し、3月はプラス成長に転じるだろう。物価上昇要因を差し引いた後の2014年の中国輸出入貿易成長率は6.1%増、うち輸出額が8.7%増で、非常に満足のいく成績だった。2015年における国内外の全体的な情勢は2014年とたいそう変わらず、外需は依然として弱い成長の流れをキープするから、特に大きな変動がない限り、商務部は6.1%という成長率を維持するのに自信を持っている」と表明した。

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