中国海関(税関)総署の最新データによると、中国の2015年2月の石炭輸入量は前月比9.06%減、前年同月比33.1%減の1526万トンになり、月ベースで2011年4月以来の低水準を記録した。10日付中国証券報が伝えた。
調査会社ICISの石炭アナリストの鄧舜氏は、輸入石炭が薄利となっており、1月1日より「商品石炭品質管理暫定方法」が施行されたことで、石炭輸入のリスクが大幅に高まったと分析する。また「利益とリスクが非対称的で、石炭輸入量が激減した。これは国内石炭市場の供給者に利益をもたらすが、需要の疲弊により、国内市場は依然として深刻な低迷の圧力に直面している」と指摘する。
「中国証券報」より2015年3月10日