年初の閑散期を終え、3月は中国鉄鋼市場の需要回復の観測が強まっている。エネルギー通信社のプラッツが発表した最新の中国鉄鋼センチメント指数(CSSI)によると、3月のCSSIは前月比63.4ポイント上昇の72.2ポイントに達し、2014年4月以来の高水準を記録した。12日付中国証券報が伝えた。
3月の国内新規受注指数は前月比67.5ポイント上昇の75.1ポイント、新規輸出受注指数も前月比16.1ポイント上昇の39.3ポイントとなった。プラッツの関係者によると、春節(旧正月)後の市場見通しの改善が正常である。ただ、過去数カ月に渡り受注が減少を続け、中国鋼鉄市場があまりに低迷していたため、今回の回復ぶりも目立つものとなった。
「中国証券報」より2015年3月12日