現地時間15日夜、ドイツ・ハノーバーで国際情報通信技術見本市「CeBIT2015」が開幕した。今年の同見本市のテーマは「d!conomy」(デジタル経済)。同見本市のパートナー国である中国の出展企業は、国内最先端の技術と革新的な製品を携え、「中国の創造」の最新の成果を展示する。
CeBITは世界IT業界の最高水準の見本市だ。今年は世界70カ国・地域の約3300社が出展し、うち中国企業は760社以上。中国は今年6号館に、面積が2576平方メートルに達する中心展示エリアを設置する。展示のテーマは、「革新・融合・協力」。ファーウェイ、ZTE、ハイアール、アリババなど20社の中国企業、瀋陽中独ハイエンド設備製造パーク、揭陽中独金属生態城という2つの中独共同産業パークは、中国情報通信業界の研究開発・生産・サービスなどの最新の成果を集中的に展示する。
ファーウェイは展示期間に、情報・通信・技術(ICT)の4大ソリューションプランを発表する。これは2015eLTEベースのB-TrunC、ポイント・広域監視、OceanStor 9000メモリシステム、次世代Anti-DDoS(ADS)システムのソリューションプランで、業界のスマート都市、スマートグリッド、オムニメディア・チャネル金融の建設を支援する。ZTEはワイヤレス充電、地上・空中ブロードバンド、スマート都市、クラウドデスクトップのuSmart Pod+などの製品とソリューションプランを展示する。
中国企業が展示するIT産業の新技術・製品のうち、アリババの顔認証決済技術が特に注目されている。同社の決済サービス「支付宝」の「音声決済+顔決済」技術が、15日夜に見本市に登場した。公式ミニブログによると、支付宝はさらに手相、キー、筆跡などその他の決済の認証方法を開発中だ。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2015年3月17日