日本の『毎日新聞』は15日、東京で開かれた記者会見でのフランスのファビウス外相の発言を引用し「フランスは現在、どういう形でAIIBに参加するかという問題を検討している」と報道した。オーストラリアの新聞『オーストラリアン』は14日「オーストラリアは中国が設立を提唱したAIIBに参加する可能性がある」と報道した。
中国の楼継偉財政相の話によれば、まだAIIBに参加していない国の場合、設立メンバーとしての資格認定は3月31日が締め切りだという。この最終段階が近づくに連れて、ますます多くの国がAIIBへの参加を検討することになると考えられる。
イギリスをはじめとするアメリカの伝統的な同盟国による参加表明は、経済的な利益とアメリカ主導の国際金融の旧秩序への不満によるものである。また、これら同盟国はアメリカが新しい国際金融秩序の誕生を阻止する様子を感じ、アメリカによる権益保護には、ますます期待できなくなっていると見ている。
中国国際放送局日本語版 2015年3月18日