ボアオ・アジアフォーラム2015年年次総会が、3月26−29日にかけて海南省博鰲で開かれる。「アジアの新たな未来:運命共同体に向けて」というテーマを巡り、77回の討論会によるブレインストーミングが、間もなく展開されようとしている。同年次総会はなぜアジアの運命共同体をテーマに設定したのだろうか?議題はいかにして運命共同体の意識を示すのだろうか?アジア諸国はいかにして発展の難題を解消するべきだろうか?人民日報の記者は同年次総会の見所を整理するため、ボアオ・アジアフォーラムの周文重秘書長の独占インタビューを行った。周事務局長の発言内容の要約は下記の通り。
今年のテーマは共通認識の形成
今年のテーマと議題については、半年前から28の発起国の政府、200社以上の会員、フォーラムの理事会、諮問委員会、戦略的パートナー、メディアのパートナーから意見を募っていた。その過程において、人々が一つの共通する懸念を持っていることが分かった。経済鈍化の圧力が深刻化し、さまざまな原因により一部の国の政治・安全分野の矛盾が拡大しており、アジア諸国間の共通の利益が悪影響を受け、さらには非主流化している。これを背景とし、アジア諸国は共通の利益を巡り、ウィン・ウィンの協力という共通認識を形成する必要がある。
今年の年次総会は、「運命共同体」を巡り数多くの議題を設定された。これは各分野や異なる角度から、共に迎えている課題とチャンスを分析し、各分野の協力の拡大によりアジア共通の運命を示すことを検討し、運命共同体の理念を提唱するためだ。