地域協力、新たなチャンスを迎える
世界の60%以上の人口を抱えるアジアは、世界経済の第三極になっている。アジア一体化のチャンスと課題が同時に存在しており、アジアのいかなる国も他国から離れ単独で発展することができない。アジアも必然的に、共同発展とウィン・ウィンの道を歩むことになる。17日に北京市で発表された、ボアオ・アジアフォーラムの「アジア経済一体化の進捗:2015年度報告書」によると、アジアの対外直接投資が好調だ。アジアの2013年の対外直接投資は7.9%増となり、同期の世界平均水準の4.8%を上回った。
アジアの地域協力が力強い勢いを示している。地域協力はこれまで、ボアオ・アジアフォーラムの重点だった。
今年の年次総会は、このほど熱心に議論されている「一帯一路」(シルクロード経済ベルト、21世紀海上シルクロード)、ASEAN経済共同体、東アジア経済共同体などのキーワードを選び、関連諸国の首脳を招く予定だ。周事務局長は、「この場を通じ、アジアの声が遠くに届けられるはずだ。アジアの共通認識が確固たるものとなり、アジアの協力がますます深化するだろう」と述べた。