▽両市場とも上昇局面が再現
両取引所の取引高が再び1兆元を突破して1兆1172億9400万元に達した。創業ボードの取引高も1010億元に達して、初めて1千億元の大台を突破したことが注目される。
ボードをみると、民間用空港、港湾の水上輸送、プロジェクト建設などに関連した銘柄が上昇率の上位に並び、低下したのはインターネット関連銘柄だけだった。両市場ともに上昇局面が再現され、90近い銘柄がストップ高となり、6割以上の銘柄が上昇した。
16日にはA株の上昇ぶりが人々を驚かせた。両会(全国人民代表大会と全国政協会議)の閉幕からわずか2日後の取引日に、総合指数は100ポイント以上値上がりし、重要な整数の大台を続けて2つ突破した。先物取引大手の一徳期貨有限公司の郭士英チーフエコノミストは、「A株の継続的上昇には戦略的な必然性がある。当面の国内外の経済環境の下では、国内の金融政策のさらなる緩和と財政政策の積極性の強化は避けられないものであり、株式市場は改革のメリットや好材料となる各種政策に近い場所にいる」と話す。
中国国際金融有限公司の王漢鋒アナリストは、「17日はA株にとって記念すべき日だ」という。英大証券有限責任公司の李大霄チーフエコノミストは、「A株はついに7年にわたる弱気市場という苦境から完全に抜け出した」と話しつつ、「前回の強気市場に比べ、今の市場は規模が異なるし、流通の割合も異なり、取引のメカニズムや国際的環境も異なる。これからのA株は激しく上昇することは難しく、分化という特徴もはっきりしていく」とも指摘する。