国内初のデジタル化コージェネレーションである北京市朝陽区東北熱電廠が、この夏にも稼働を開始すると報じられている。同発電所は初めてインターネットとビッグデータの技術を伝統的な電力業界に応用し、ビッグデータを使い生産管理を行うことになる。31日付中国証券報が伝えた。
「インターネット+」の時代に入り、新たな電力体制改革が始まった。市場のインターネットとエネルギー産業の融合に対する期待が、中国で急速に浸透しつつある。業界関係者は、中長期的に見るとこの市場の突破口は電力体制改革による電力小売り自由化にあり、インターネット技術の導入が1兆元規模の電力小売り市場の開放を促すと予想している。クリーン電力の利用拡大により、伝統的なエネルギーの代替が進み、エネルギー備蓄などの新興産業の勃興が促されるという。
「中国証券報」より2015年3月31日