日本の各大手テレビ局は中国軍艦による自国民の避難について放映した。
中国海軍第19次護衛艦隊は3月29日以降、合計4回の撤退任務を実施し、イエメンから中国人629人、外国人279人を避難させた。7日の新華社速報によると、イエメンから避難した中国人9人と日本人1人は中国海軍の「微山湖」艦に乗り、7日にオマーンのサラーラ港に到着した。新華網が伝えた。
アデン湾東部に位置するイエメン・ソコトラ島がこれほど注目されたことはない。日本人観光客Hisayuki Kamitsuruさんは同島に11日足止めされていた。イエメン情勢の悪化に伴い、島では生活物資が不足し、これからどうなるのか不安とあせりを感じていた。
中国から訪れていたイエメン医療隊ソコトラ島分隊の隊員7人と中国人観光客2人もKamitsuruさんと同じように不安を抱えていた。
彼らが不安の中で過ごしていると、5日に在イエメン中国大使館から、海軍第19次護衛艦隊の「微山湖」艦がソコトラ島に立ち寄り、彼らの避難に協力するという連絡が入った。
このニュースが伝えられると、医療分隊の秦拓隊長は興奮を抑えきれず、隊員たちと一緒に埠頭で祖国の軍艦の到着を待ち受けた。
「微山湖」艦の将兵も危機の中にある人たちを心配し、ソコトラ島からの避難者受け入れを一丸となって行うため、速やかに当該海域に到着し、一刻も早く避難させようとしていた。