二、AIIB加入は世界発展の大きな流れ
3月31日、AIIBは世界52カ国・地域から創設メンバー国申請意向書を受け取った。関連機関は、AIIBの設立は従来のブレトン・ウッズ協定を揺るがす可能性があると指摘し、その結果は日米の予想を大いに上回っている。
それを鑑みて、日本の政界、経済界及びメディアにAIIB加入の声が上がった。
三井化学中国エリアの得丸洋総裁が新華網記者の取材に応じた際に、「AIIBの設立はもはや世界発展の大きな流れだ。より多くの資金を集めてアジア地域の発展に投資するのは有益なことだ」と話した。
東京新聞は社説で、「日本は目をつぶったままで世界潮流の変化を見逃すことのないようにしてほしい。時代はもはやアメリカと同調すれば万事めでたしというようなものではないことを認識すべきだ」と鋭く指摘し、「流れが変わった以上阻むことはできない。ならば現実的な態度で中国の構想に対処すべきだ」と安倍政権を直に促した。