習近平中国国家主席は先日、バンドン首脳会議で再び「人類の運命共同体」の構築を強調し、世界の注目を集めた。
4月25日のネパール大地震で、ネパール国民が予備せぬ犠牲を蒙ったほか、現地に滞在した中国を含む各国の国民も多数遭難し、多くの国の観光客も巻き込まれた。突然の自然災害の前に、人類が再び「苦をともにする」運命になっている。
この世界において、国と国が連携し合い依存し合う度合が空前に高まっている。人類は同じ地球村で暮らし、歴史と現実が交じり合う時空を生きているため、切っても切れない運命共同体の絆で結ばれている。
ネパール大地震の当日、習近平主席はネパールのヤーダブ大統領に慰問の電報を送り、「中国国民は常にネパール国民とともにいる。中国側はネパール側にあらゆる必要な救済・援助を提供したい」と表明した。中国救援隊はすぐネパールに向けて出発した。
「人類運命共同体」のなかで中国は確実な行動で役割を果たし、華僑を速やかかつタイムリーに退去させたほか、他国国民の国外退去にも協力した。3月末から4月初めのイエメンからの外国人退去のときにも、中国は他国の国民に援助の手を差し伸べ、世界から称賛を与えられた。一カ月後のネパールで、中国航空会社は中国人のほか、イギリスやフランスなどの国の観光客を乗せ、震災地を離れた。