急成長を遂げている中国は、ほかの国々と災害をともに対処し、「平和と発展」の時代の課題をともに解決していかなくてはならない。地域の平和・安定・繁栄を促進するために、中国はシルクロード経済帯と21世紀海上シルクロードを提起し、各方面とともにアジアインフラ投資銀行を創設し、より緊密な「運命共同体」をみんなと手を携えて構築しようとしている。
中国がとった行動は中国的義理観や中国文化の土台に基づくものだ。「人類運命共同体」は現在の人類にとって必要不可欠なものであり、中国文化がそこで果たす役割も多いはずだ。中国には古くから「己の欲せざるところは人に施すことなかれ」ということわざがある。逆を言うとすなわち「人の欲するところは人に施す」というのだ。人の思うことを念頭に置き、人の急ぐことを急用とし、人に欲するものを与える。そうすれば、共同の関心事共が生まれ共通の話題が生まれるのである。
時代の課題を解決し新たな未来を創り出すには長い道のりが必要だ。各国には尊重し合い・平等に付き合い・協力とウィンウィン・共同発展の精神が必要だ。一言でいえば、人類が一つしかない地球に生存しており、各国が同じ世界にいる以上、「人類運命共同体」を構築すべきだということである。
目下、人類は異なる文化や種族、肌色、宗教、異なる社会制度によってできた世界で生活している。各国の国民が1つの運命共同体を形成している。この状況の中で、中華文化の精髄は新たな輝きを放つだろう。中国は自らの役割を果たすことに深い文化的伝統と堅実な文化的基盤がある。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2015年4月27日