他の多くの業界と同様、ぜいたく品業界においても、「90後(1990年代生まれ)」を顧客ターゲットから外すことは、決してやってはならないことだ。検索大手の百度はこのほど、「2014年度ぜいたく品業界報告統計」を発表した。ぜいたく品の検索者数を年齢層別で見ると、「90後」が最多を占めることが明らかになった。北京商報が伝えた。
統計データによると、ぜいたく品の検索者数の年齢分布は、「20歳から29歳」が最多の約45%を占めたほか、「30歳から39歳」が約38%、「19歳以下」が約10%、「40歳から49歳」が約6%だった。
実のところ、ぜいたく品の各ブランドは、日増しに増大するぜいたく品の新興消費層である「90後」を注目すべき顧客ターゲット層に組み入れており、「90後」をイメージキャラクターや大型広告のモデルに起用する、電子商取引のプラットフォームを立ち上げるなど、このすう勢に遅れまいとしている。英国のぜいたく品ブランド「バーバリー」は、人気映画シリーズ「ハリーポッター」に出演した女優のエマ・ワトソンをイメージガールに起用、ブランドの若返り化を図った。また、シャネルは、中国での販売価格を20%値下げしたのに続き、オンラインショップも立ち上げ、今後の潜在顧客として有望な若い世代にターゲットを絞ったと業界で噂された。