また、スマート便座に不可欠な物として、「電気」も挙げられる。
日本の電圧は100ボルトであるの対して、中国の電圧は220ボルトだ。つまり、日本から買って来た温水洗浄便座を使うには、変圧器などが必要ということになる。それがなければ、温水洗浄便座も、便器の上に乗せた「飾り」と化してしまう。また、取り付けに困ったり、アフターサービスを受けられなかったりと不便なことも多い。
体験の機会なく普及率伸びず
パナソニックは現在、スマート便座を杭州市(浙江省)の工場でのみ生産している。つまり、日本からわざわざ買って帰って来た温水洗浄便座も実は中国で生産されているのだ。そして、中国国内市場でも既に、実用的で、アフターサービスを受けることもできるスマート便座や関連の商品が多く販売されている。それなのに、日本に行って温水洗浄便座を爆買する必要がどこにあるのだろうか?