中国の経済成長率の低下に伴い、国際社会では絶えず中国経済が衰退するという声があがっている。中国経済崩壊論、中国経済停滞論が叫ばれ、2016年は中国経済の悪夢になると予想する人もいるほどだ。以前の中国経済を悲観する声と同じく、現在の論調は中国の経済情勢に対する間違った判断を元に築かれており、その分析結果は中国の国情にまったく合致しない。我々が、中国経済は今後も明るいと信じている。この自信は、具体的に次の8つの理由から得られる。中国日報網が5月7日に伝えた。
(一)中国経済の明るい未来は、国民経済の安定性から得られる。
中国の経済状況を見ると、1980年から2013年までマイナス成長はまったくなかった。1992年以降、中国の経済成長率の変動幅が2ポイントを上回ったのは、1年のみだった。特に2012−2014年の変動幅は0.3ポイントのみで、高い安定性を示している。中国経済は今後も安定成長の流れを続ける。これは中国経済がすでに膨大な規模となっており、かつ各地の経済に高い相互補完性があるからだ。
(二)中国経済の明るい未来は、経済の成長性から得られる。
中国経済は高度成長の中で安定を維持してきた。経済発展は現在「新常態(ニューノーマル)」に入っている。経済成長率は高速から中高速に変わったが、依然として高い成長性を持ち、十分な経済成長の原動力を確保している。ゆえに消費・投資の需要が拡大を続け、革新が経済の持続的な成長を促進する最大のエンジンとなっている。改革の深化に伴い、中国は革新の活力をさらに引き出し、中国経済の持続的な成長に尽きることなき空間をもたらす。