英インデペンデント紙は17日、中国の今年1~4月における二酸化炭素の排出削減幅が、同時期の英国の排出量に匹敵する量であったと報じた。石炭の消費量が減少したためとしている。
グリーンピース・チャイナによると、今年1~4月の石炭の消費量は前年同期比8%減少し、二酸化炭素の排出量は5%減少した。しかもその傾向は現在も継続していると分析している。
中国は改革の一環として、これまで1000以上の炭鉱を閉鎖し、石炭の生産量を昨年に比べ7.4%削減した。習近平国家主席はこのほど、インドのモディ首相と、先進国に二酸化炭素排出削減公約の遵守、発展途上国の二酸化炭素排出削減の支援を促す文書に調印した。
同紙はまた、中国の1~4月における石炭消費量の減少量が英国の消費量の4倍に相当していると指摘。この傾向が続けば、一国の排出削減幅として最高を記録するとしている。
また数ヵ月後に開催される国連気候変動パリ会議において、気候変動に関する国際合意が得られることが期待されている――と結んでいる。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2015年5月23日