これは中国が投資する両洋鉄道の構想が、南米諸国が最も期待する国を跨ぐインフラプロジェクトとなっている所以だ。両洋鉄道の総延長は約5000キロで、うち約2000キロは既存の鉄道を利用し、残りの3000キロは新設することになる。メディアの報道によると、総工費は600億ドルに上ると見られる。
駐ブラジル中国大使はかつて、両洋鉄道の建設資金を集めるため、中国・ブラジル・ペルーが国際入札を実施し、世界銀行やBRICS開発銀行などとの協力を目指すと表明した。
ブラジルのルセフ大統領は、「同プロジェクトはアジア市場に商品・材料を輸出する時間を短縮し、コストを削減する」と述べた。ウマラ大統領も、「両洋鉄道の建設計画は、ペルー・ブラジル・中国および現地の経済発展にとって非常に重要であり、中国の参与が不可欠だ」と強調した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2015年5月25日