展示ブースには、中国人客の間で馴染みの深い北海道や沖縄などのほか、最近になり知名度を高めている長崎や中部地方など、さらには知名度の向上が待たれる高知県や四国などが含まれた。中国人客の訪日旅行ブームを迎え、各地はパイを争奪しようと試行錯誤しているようだ。東京や大阪など、有名な観光目的地の展示はなかった。
訪日客の東京・大阪・京都などの人気スポットへの集中を避け、地方に分散させる。これは日本の観光行政機関と地方自治体が考慮し続けている問題だ。今回の展示会の意気込みからは、主催者と出展者の各地に観光客を呼び込もうとする考えを読み取れる。