米コンシューマー・エレクトロニクス協会(CEA)が主催する家電見本市「CES Asia」が、25日に上海市で開幕した。ラスベガスを本拠地とするCESが、アジアに初進出した。同見本市は相互接続、革新、モノのインターネット(IoT)をテーマとする。展示内容は、3Dプリンタ、自動車電子設備、オンラインプラットフォーム、ロボット設備、スマートホーム、フィットネス・運動、ウェアラブルデバイスなどの14の製品・技術に分かれる。人民網が伝えた。
スマートホームは、同見本市の見所だ。スマートサウンドボックス「小智」展示ブースの職員は記者に対して、「相互接続」と「モノのインターネット」という2大テーマが、すでにスマートホーム製品のデザインに取り入れられていると話した。例えばスマート電源コンセントはWi-Fiを搭載しており、携帯電話によりスイッチのオン・オフを調整できる。「小智」はネット接続と音声認識機能により、利用者が口にした曲を検索し、再生することができる。豊富な機能の他に、高いデザイン性も今年の革新的な点となった。多くの女性来場者は、「まさに見た目重視の世界」と感嘆を漏らした。
中国メーカーは近年、製品開発や技術の蓄積で目覚ましい進歩を遂げている。中国市場は、いかなるグローバル企業も軽視できない重要な場だ。これはCESが「アジア版」を設立した重要な原因でもある。今回のCES Asiaにおいて、中国メーカーは世界の主流ブランドとマンツーマンで交流するチャンスを手にする。これは中国が創造した製品を展示し、国際的なイメージを高める絶好の機会となる。(編集YF)
「人民網日本語版」2015年5月26日