交銀国際(交通銀行の投資部門)のシニアストラテジストである洪灝氏は、MSCIによる発表の前に、市場はMSCIインデックスが採用されないことを見込んでいると指摘していた。同時に、前回と異なる状況が少しでもあれば市場にプラスとなると述べていた。また、もしMSCIがインデックスへの移行を発表したり、従来の年1回より頻繁に審査を行うことになったり、一部がA株に採用されたりすれば、さらなるプラスになるとも指摘していた。
MSCIは、中国A株の2016年度の審査を行うとしているが、同時に、問題が解決次第、随時中国A株のMSCI新興市場インデックスを採用すると述べており、その発表時期は通常の年度審査時期とは限らないとしている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2015年6月11日