中豪FTA調印式の模様
自由貿易区の発展は中国の貿易大国から貿易強国への転換の推進力となっている。中国商務部対外貿易司の支陸遜副司長はこの前、「中国はすでに13の自由貿易協定(FTA)に調印し、範囲はアセアン、韓国、シンガポール、パキスタンなど21の国・地域に及ぶ」と表明した。
支陸遜氏によると、中国は現在21の国・地域に及ぶ13の自由貿易協定に調印しており、それはアセアン、ニュージーランド、シンガポール、パキスタン、チリ、ペルー、コスタリカ、アイスランド、スイス、韓国とのFTA、香港・マカオとの経済連携緊密化取決め(CEPA)、台湾との両岸経済協力枠組協議(ECFA)となっている。
「次のステップとして、商務部は『周辺地域に立脚し、一帯一路(シルクロード経済帯と21世紀海上シルクロード)を帯同し、世界向けの自由貿易区ネットワークを構築する』という総合方針に基づき、自由貿易区戦略の実行を加速させ、交渉中のFTAの交渉を推進していく」と、支陸遜氏が述べた。