中国の自主知的財産権による、時速350キロの標準鉄道を開発するグループが6月30日、中国鉄道科学研究院環形試験基地で正式に実験をスタートさせた。これは中国標準の動力車の研究開発に大きな進展が見られたことを示している。
中国鉄道総公司によると、現在中国の鉄道に投入されている動力車は1900車両余り。累計運行距離は27億7000万キロを超え世界一位となっている。
複雑かつ長距離、長時間運行しなければならない中国の高速鉄道運営環境条件に適応させるため、中国の国情や軌道の状況にあった設計製造のプラットフォームを構築し、高速鉄道技術の全面的自主化を実現させる。2012年より、中国鉄道総公司の主導の下、国内の関連企業や大学の科学研究組織を集結させた。産学連携による革新により、中国標準の動力車の研究開発を展開してきた。2014年12月には全体の技術条件をまとめ、2014年9月には基本設計を完成させた。2015年6月に正式に開発が始動する。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2015年7月6日