金立群氏の資料写真
外交部(外務省)は6日、アジアインフラ投資銀行(AIIB)の総裁選出プロセスに基づき、中国が金立群氏を初代総裁候補として正式に擁立したことを明らかにした。「北京商報」が伝えた。
金氏の擁立は外部のこれまでの予想と一致する。財政部(財務省)の関係者は、「金氏は政府部門、国際機関、民間部門での指導や管理の経験が豊富で、財政システムにおいて高く評価される人物。また金氏は現在、AIIB多国間臨時事務局の事務局長を務めており、AIIB創設準備で極めて重要な役割を果たしてきた。金氏がAIIB総裁候補に擁立されたことは実力に名声が見合ったことといえる」と話す。
中国国際経済交流センターコンサルティング研究部の王軍副部長も、「金氏は米国や日本が呈する疑問やメンバー国間の利益のバランスなどの問題についても、氏ならではの経験と方法を備えており、難題を解く超絶技巧の持ち主だ」と話す。