広東省南沙・横琴自由貿易区が広東・香港・マカオ金融協力を深化させ、クロスボーダー投資の利便化の模索で重大な進展を実現した。人民銀行広州支店は13日『広東南沙・横琴新区クロスボーダー人民元建て貸付事業の試行を管理する暫定方法』(以下、方法)を発表し、広東省南沙・横琴自由貿易区のクロスボーダー人民元建て貸付事業の試行が正式にスタートした。
方法は南沙・横琴新区で設立され、区内で実質的な経営・投資を行う企業、および区内の重点プロジェクトの投資・建設に加わる広東省の管轄内の企業に対して、香港・マカオ地区の銀行からの人民元建て資金の借り入れを認めた。資金の使用範囲は区内もしくは域外に制限され、区内の生産・経営、区内のプロジェクト建設、区内企業の域外プロジェクト建設などが含まれる。投資先は、国家マクロ調整方向および産業政策の動向に合致する必要がある。