税関管理総局のスポークスマンである黄頌平氏は7月13日、国務院新聞弁公室の記者会見で、2015年上半期の中国の輸出入状況を発表した。中国の貿易パートナーの多元化が顕著となり、新興市場と「一帯一路」沿線諸国への輸出が良好な伸びを見せていると述べた。
データによると、中国の対米国、ASEAN、インドの輸出入額はそれぞれ1兆6400億元、1兆3800億元、2096億元。それぞれ4%、1.6%、1.1%の増加率だった。そのうちASEAN、インド、ラテンアメリカ、アフリカなどの新興市場への輸出はそれぞれ9.5%、10.7%、3.7%、12.9%の伸びで、これらの輸出額合計は中国の輸出全体の26%を占める。昨年同期比で1.9%の増加だ。またバングラデシュ、パキスタン、イスラエル、サウジアラビア、エジプトなど「一帯一路」の沿線諸国への輸出は17%以上の伸びとなっている。