「北京・天津・河北省共同発展計画綱要」における三地交通一体化構想が徐々に明らかになっている。北京は約1000キロの都市鉄道を計画しており、北京・天津・河北をつなぐ。京秦高速と京台高速、首都エリアの環状高速といった3つの国家高速道路は2017年に開通する見込みで、地域交流はさらに加速することになる。
三地は2017年までに地域のバス、地下鉄に使う交通カードの共通化を実現、2019年には新空港が開港することで、北京南部地域と河北省環状首都地域の経済発展を促進させる。「便利、効率」が三地交通計画のキーワードだ。
7月13日、北京市交通委員会主任の周正宇氏は、交通の一体化は北京・天津・河北の共同発展の骨格であり、先行領域であると述べた。路線はどこまでで、電車はどの方向に向かうのか。それを知るには三地の全体空間構想を見る必要がある。この構想は北京の非首都機能の緩和および産業のバージョンアップに対応したものだ。