楼継偉財政部長
新開発銀行の設立は、国際金融システムの新たな重要成果であり、発展途上国の切実な資金需要と切っても切れない関係を持つ。世界銀行が発表したデータによると、新興国と低所得国のインフラ整備における資金需要は毎年1兆〜1兆5000億ドル不足している。インフラ整備の遅れによる構造的な制限は、新興国と発展途上国の安定的かつ持続的な経済成長の重要な問題になっている。
楼部長は、「既存の多国間・地域金融機関を補完する新開発銀行は、国家の開発への資金支援を強化し、世界、特に発展途上国の開発をより良く推進することができる」と強調した。
中国現代国際関係研究院世界経済研究所の陳鳳英所長は、「世界経済に欠かせぬ力である新開発銀行は、2015-2020年の間に、世界の経済成長に対する貢献度を40%前後で維持する」と述べた。