「中国経済が新常態に入っている。『十三・五計画』期は、中国が経済大国から経済強国に転換する上で肝心な時期であるため、明確な計画はこの期間に現れるさまざまな問題の解決にプラスとなる。また、『十三・五計画』期は中国が現代化建設を実現する上で重要な五年間であり、小康社会(ややゆとりのある社会)の全面的構築、改革の全面的深化、経済発展方式の転換を達成する上でも重要な意味を持つ時期ともなる」と郭氏が指摘する。
「『十三・五計画』期に、経済の比較的速い発展を達成するために、中国の産業構造の一層のサービス業化、スマート化、ハイエンド化が求められている」と、申万宏源が研究レポートで指摘している。
「『中国製造2025』戦略では、2020年までに製造業重点分野におけるスマート化水準の明らかな向上、モデルプロジェクトの運営コストの30%低下、製品生産期間の30%短縮、不良製品率の30%ダウンの達成という目標が掲げられている。これは、『十三・五計画』期にスマート製造の重要分野で大きな進展が見られ、投資の将来性も大きいことを意味している」と李氏が指摘する。