「ロボット産業5カ年計画」の初稿が先ごろ完成した。現在修正を重ねている段階で、年末には正式に発表される予定だ。業界は熱い眼差しでこのニュースに注目する。これまでになかった大きなポテンシャルを持つ産業が、「メードインチャイナ2025」という目標の推進力となることを人々は期待している。さらにロボット技術やロボット市場において我が国がブレークスルーし、中国にまた一つブランド産業ができることを待ち望んでいる。
中国が産業ロボットの世界最大市場に 6月5日、「2015年世界ロボット大会」の記者会見が北京で行われた。工業情報化部の副部長である毛偉明氏は講演で、「近年来、我が国の産業ロボット市場は爆発的な成長を見せている。調査報告によると、2014年の中国における産業ロボット販売数は6.7万台で、前年比55%の増加となり、世界の総販売数の4分の1を占める」と紹介した。
同時に同氏は、「我が国は産業ロボットの世界最大の市場になったとはいえ、国産ブランドのロボットは中国経済の各分野の需要に応えていない。2014年の中国国産ブランドのロボット販売数は1.6万台だったが、その多くが3軸、4軸のローエンドもしくはミドルエンドだった。ハイエンドのロボットの多くは輸入頼りだ。そのため、我が国は市場だけでなく国産ブランドの工作機器産業を素早く発展させ、市場とブランドともに勝利しなければならない」と述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2015年7月30日