中国の大手動画配信サイト・優酷土豆集団は6日、第1回オープンエコシステム大会を開催し、グループ名を「合一集団」に改名することを発表した。同集団は今後3年間で、ネットワークコンテンツ分野(ユーザー作成コンテンツ、プロフェッショナル作成コンテンツ、自社製コンテンツなど)に100億元の資金と資源を投じ、文化・娯楽産業の最良の創業プラットフォームを構築する。
合一集団の古永鏘・董事長(会長)兼CEOは、「動画が純粋なメディアだった時代は終結した。文化・娯楽産業は、ユーザー作成コンテンツなどを中心とする『合楽(皆で仲良く楽しむ)』時代に突入する」としたほか、「動画が純粋なメディアだった時代(2005年から2014年まで)のデータ通信量や、伝統的コンテンツ、広告を中心とした現金化モデルは、合楽時代に全て覆されるだろう」と述べた。
合一集団はこのほか、文化・娯楽エコシステムの重要な一環として「合計画」を打ち出し、コンテンツ、ハードウェア、ゲーム、サービスプロバイダなどの分野で協力パートナーとの提携を進めていく。すでに商用無人航空機(ドローン)メーカーの大疆創新公司(DJI)とワンクリックアップロードで提携を結んでいるほか、中国聯通(チャイナ・ユニコム)とデータ通信量面の優遇で提携しているという。
「合計画」はこのほか、新浪微博(ウェイボー)、ニュースまとめアプリの今日頭条、WebブラウザのUCWeb、聯想(レノボ)、小米(シャオミ)、華為(ファーウェイ)、魅族科技(メイズ)、サムスン、中国国際航空、中国東方航空、Unityなど大手企業ら100社と提携関係を結んでいる。
古氏は「合一集団は今後3年間で、ネットワークコンテンツ分野に100億元の資金と資源を投じ、文化・娯楽産業の最良の創業プラットフォームを構築する」と発表した。(編集SN)
「人民網日本語版」2015年8月9日