昨年9月から今年2月にかけて、中国は連続して米国債保有を減らし、減額の総計は460億ドルに上った。2月には日本の保有額が中国を上回り、米国最大の債権者となった。しかし3月に中国が373億ドルと大幅に米国債を買い増したことにより、再び日本からその座を奪還。4月と5月にもそれぞれ24億ドルと69億ドルと、買い増しを続けてきた。
2番目の債権国である日本は、6月に米国債保有を178億ドル減らし、1兆1971億ドルとした。連続3カ月の減少となる。 6月末までに、諸外国の主要債権者が保有する米国債は6兆1752億ドルで、前月修正後の7兆1348億ドルを上回る。 米国債の状況について中国政府は、米国債市場は中国にとって重要な市場であり、増加するにせよ減額するにせよ、正常な投資オペレーションに基づくとし、市場の各種変動にしたがって調整しているとコメントしている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2015年8月18日