国家発展改革委員会経済運行調節局の李仰哲局長は、8月に入ってから全国の発電・電力使用、鉄道貨物輸送の状況と不動産価格・取引量の水準がいずれも好転し、経済の変動が落ち着き、調整しながら上向いていると指摘した。
李局長は、構造改革と指向的調整の効果が持続的に上がり、経済の各方面で大きな変化が起こっていると分析。伝統産業と新興産業がトレードオフの関係となり、新旧の成長の原動力が入れ替わったことで、消費とサービス業の経済成長への寄与度が向上し、新常態(ニューノーマル)経済の重要な特徴になったと述べた。
また、年内の残り数カ月にわたり、地方政府債務の借り換え、預金準備率と金利の引き下げ、不動産調整などの政策による効果がさらに表れ、経済成長を支えるポジティブな要因と原動力が強化されると予想。中国経済が安定成長を保ち、通年の成長目標を実現することが可能とみている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2015年9月7日