連邦準備制度理事会(FRB)は北京時間18日未明、連邦公開市場委員会(FOMC)の閉会後、政策金利据え置きを発表した。市場アナリストは、FRBが利上げを見送ったのは最近の金融市場の逼迫が主因であり、海外市場の疲弊の激化を反映したと指摘した。また物価上昇率も、FRBの予想を下回った。中国新聞網が伝えた。
◆利上げの判断基準とは?
FRBは2015年の日程表に基づき、ワシントン時間9月16−17日にFOMCを開いた。経済運行、金融政策の決定などの事項が協議され、FRBは閉会後に利上げを再び見送ることを発表した。物価が上昇しなかったことがその原因の一つと分析されている。
この結果は、実際には「想定内」だった。清華大学中国・世界経済研究センター長の李稲葵氏は先ほど、FRBが9月に利上げに踏み切る可能性は低くなると予想し、「各国の中央銀行総裁は、米国の利上げは世界経済・金融に変動をもたらし、米国経済に影響を及ぼすと表明した」と指摘した。
FRBの利上げは何を基準に決められるのだろうか?研究者は、「物価と雇用は、利上げを決める2つの主な要素。失業率は7年ぶりの低水準となっており、今回の利上げ見送りにより、今後の利上げの予想が強まった」と分析した。
◆中国への影響は?
全体的に見ると、FRBの利上げは必然的な流れとなっている。新興経済体は、利上げにより一定の圧力を被る。