〇運転席は「全面開放」
一般的な地下鉄車両と異なり、燕房線車両の運転席部分にはドアや間仕切りがなく、全面的に開放されている。改造後、運転席の制御装置全体が閉鎖され、操作ボタンやスイッチは一切なくなる。乗客は、運転席部分で風よけガラスをさわり、列車前方に広がる景色を楽しむことができる。
これまで、北京空港線と上海10号線はいずれも、「無人運転のパイオニア」と称されていた。だが、実際には、「完全な無人運転」での運行は行われていない。また、無人運転車両に関する技術は、海外から導入するケースが多いが、燕房線車両は、中国自主開発による技術を採用している。
〇燕房線、来年末に営業開始の予定
北京市軌道交通建設管理公司の担当者は、「建設工事については、燕房線の燕化・顧八路・閻村北の各駅はすでに完成、沿線全体で全面着工している。今年の年末には、饒楽府駅が完成予定だが、他の多くの所では、取り壊し・立ち退きに関する問題によって、工事の進展が難航している。関連部門によると、燕房線は今のところ、2016年末の営業開始が見込まれている。(編集KM)
「人民網日本語版」2015年9月28日