中国銀聯が8日に発表したデータによると、今年の国慶節連休中に銀聯カードを利用した銀行間決済額は前年同期比25.4%増の6469億元に上った。決済件数は5億件を超え、19.5%の増加。海外での決済額と決済件数はそれぞれ17%、24%増加し、ともに2ケタの伸びが続いている。
今年は中秋節と国慶節が近いため、有給休暇などを活用して「超大型連休」を取る人も少なくなかった。この影響から、銀聯カードによる消費のデータにも変化が見られた。中国銀聯の陳漢・アナリストによれば、休日消費が伸び始めた時期は例年に比べやや前倒されているのが一つの特徴だ。ただ、国慶節(10月1日)当日は依然として休日消費のピーク。その日の決済額は単日としてここ数年の最高記録を更新。また、長期休暇を利用して旅行に出かける人の増加も目立った。連休中に旅行先などの居住地以外で銀聯カードを使った人は41%増え、カード利用者数全体の伸びを2倍ほど上回った。