「中国製造2025」では、◇次世代情報通信技術、◇ハイエンドデジタル工作機械、ロボット、◇航空・宇宙装備、◇海洋エンジニアリング装備・ハイテク船舶、◇先進軌道交通装備、◇省エネルギー・新エネルギー自動車、◇電力装備、◇農業装備、◇新素材、◇バイオ医薬品・高性能医療器械--の10分野を重点分野に指定している…
今回のロードマップについて、諮訽委員会の路甬祥・主任は「指導的な役割を果たす」と語った。企業や科学研究機関が市場調査や自身の条件などに基づき、発展の方向性と重点を定める際に、ロードマップが導き役になる。金融機関に対しては、ロードマップで挙がられた製品、技術を研究・開発、生産、利用する企業への金融面のサポートを充実させるよう誘導する。また、ロードマップを参考に、各政府部門は重点分野への支援を強化し、政策設計で活用できるとしている。
中国工業・情報化部の辛国斌・副部長も、「重点分野技術ロードマップ2015」の策定と発表は、『中国製造2025』計画を実行し、製造強国戦略を推進する重要な一環だ。ロードマップは企業に『指令』を出すのではなく、参考的、指導的な役割を担っている。政府が企業などのイノベーションを後押しする重要な措置の一つ」と指摘した。その上、ロードマップの解説や宣伝を通じ、企業各社、とりわけ中小企業が活用できるよう努める構えを示した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2015年9月30日