「2015年世界自動車フォーラム」の会場
9日に開幕した「2015年世界自動車フォーラム」で、来賓は「大変革:産業構造の再築」というテーマを巡り意見を述べ、自動車産業の現状と未来の認識を一新した。
中国国際貿易促進委員会自動車業界委員会会長の王侠氏は、「世界的に見ると、中国は自動車産業が伝統産業から新興産業に移る歴史的な転換点を迎えている」と指摘した。
その原因としてはまず、市場が先進国から発展途上国に移り、世界自動車産業の発展を延長したことが挙げられる。中国を始めとする新興国は、自動車産業の持続的な発展に新たな可能性をもたらした。次に自動車技術の変革と機能の拡張が、世界自動車産業に新たなエンジンを提供した。新エネ車、インターネット接続車の急台頭が、自動車と人々により調和的な社会環境を形成させる。私たちは今日、この2つの状況の相乗効果を迎えている。
北汽集団会長の徐和誼氏は、ギリシャの哲学者の名言「変化こそが永遠なり」を用い、テーマに切り込んだ。「自動車産業は現在、量から質へ、緩慢な変化から急変へと移り変わる重要な節目を迎えている」と徐氏が述べた。