自動車メーカーのスズキは9月4日、中国における8月の新車販売数が前年同期比で33%減少の1万2074台となり、8か月連続のマイナスだったことを明らかにした。特に6~8月は3カ月連続で30%以上のマイナスで、低迷が顕著化している。その原因として、中国経済の低迷の他、主力の小型車が中国メーカーの値下げ攻勢による圧力にさらされていることがある。
スズキの1~8月の中国での累計販売数は前年同期比で21.3%のマイナスで、13万2000台に減少した。主力小型車であるアルトの販売数が減少し、これまで好評だったSUVの「SX4 S-CROSS」が発売されてから1年半以上経過して新車効果に一服感があるためだ。