中共中央弁公庁と国務院弁公庁は7日、「一部地域での全面的イノベーション改革試験に関するシステム推進全体構想」を発表した。同構想によると、北
京・天津・河北省、上海、広東省、安徽省、四川省、武漢、西安、瀋陽が改革試験地域で、先行試験の重責を担う。
解説1:背景
各地域が同時に試験を行うことで地方間競争を防ぐ
構想が発表された背景として、発展改革委員会・国土開発地域経済研究所の所長である蕭金成氏は、「イノベーション改革は新しい時代のテーマだが、先に経験の蓄積が必要だ。その後に拡大することで、より良い効果が得られる。同時に試験地域に模範を示す役割も生まれる。良い効果があれば、みなで学べばいい。また今回の試験は、過去のように徐々にフェードアウトしていくものではない。地域ごとに異なる分野を同時にスタートさせる。全面的に実施することは合理的だし地方間競争を防ぐこともできる」と述べる。