また、日本、マレーシア、韓国、インドネシアも主要な輸出先として狙うほか、米国が第三の市場となり、近年は輸出額が比較的高い伸び率を保っている。中国医薬保健品輸出入商会の統計によると、今年上半期の米国向け輸出額は前年同期比17.2%増の2億7000万米ドルで、中医薬輸出のうち14.1%を占めた。米国向けに輸出する主な中医薬品は植物系エキスで、全体に占める割合が78.2%に達した。
劉副会長は、「一帯一路」の関連国・地域には中医文化の基盤があるため、中医薬への馴染みが比較的深く、関連国・地域向けが輸出入総額の50%以上を占めると指摘。世界的な中医薬の需要増加率は年平均5%前後に達すると分析した。海外では、中医薬原材料のうちニンジンとクコをはじめ、トウジン、トウキ、ジオウ、キクなどの人気が高いとしている。