このところ外資系銀行の中国担当責任者が、中国にハイテク企業に転職するケースが相次いでいる。Credit Suisse AGのテクノロジー業界担当、J.P. Morgan Chaseの医療業界担当、Bank of America Merrill Lynchのアジア担当などが、それぞれ中国のハイテク企業に移っている。15日付けのウォールストリートジャーナル(WSJ)が15日付けで伝えた。 米国の銀行マンのハイテク企業への転職と同様に、アジアの銀行マンの中国のハイテク企業への転職も一種のブームになっている。
米国銀行マンのシリコンバレーへの転職組では、Morgan StanleyのRuth Porat(Google Inc.へ)、GSのAnthony Noto(Twitter Inc.へ)などが有名だ。 業界関係者によると、Credit Suisse AGのCEO兼テクノロジー担当のCatherine Liuは、米国市場に上場しているQihoo (中国ポータルサイト)にCFOとして移った。 Qihoo には今年6月、総額90億1000万ドルでの買収の話が持ち上がった。もし成立すれば今年最大の中国企業買収案件となった。