中国の国家統計局が19日に発表した2015年1-9月の実質国内総生産(GDP、速報値)は前年同期比6.9%増の48兆7774億元だった。
四半期別のGDP成長率は、第1四半期(1-3月)が7.0%、第2四半期(4-6月)が7.0%、第3四半期(7-9月)が6.9%。産業別では、第一次産業増加値(付加価値額)が3.8%増の3兆9195億元、第二次産業が6.0%増の19兆7799億元、第三次産業が8.4%増の25兆779億元。第3四半期のGDPは前四半期比で1.8%増加した。
国家統計局は、世界経済の回復ペースが予想を下回り、国内でも経済の下押し圧力が強まるなか、1-9月の国民経済は安定的に推移し、良い兆しがみられているとの見解を示した。中国政府は国内外の情勢を踏まえ、安定成長の確保、改革の推進、経済構造の調整、民生の改善、リスクの防止に向け、柔軟かつ効果的で、的を絞った政策調整を実施。改革・開放の深化を推し進め、雇用の創出とイノベーションの推進、公共サービスの改善などに全力を尽くしている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2015年10月19日