第4回中国イノベーション・起業家精神大会の生物医学部門の大賞決定戦がこのほど、中関村国家自主イノベーションモデルエリアで閉幕した。当日、大賞戦を戦ったのは210点のプロジェクトの準大賞戦を勝ち抜いた14の企業チームと6の団体チーム。大賞を獲得したのは企業部門が浙江諾尔神経電子科技、団体部門が重慶文理新薬創新団体であった。 同決定戦は科学技術部、教育部、財政部、全国工商連合会の指導の下で行われ、応募されたプロジェクトは27000点以上に達した。
大賞決定戦に残ったプロジェクトの多くは、海外で博士号を取得し、それによる研究開発の成果を、中国国内で製品化したものである。ハーバード大学やプリンストン大学といった海外の一流大学で博士号を取得し、帰国後起業した者も決して少なくない。また顧問には海外トップクラスの大学教授や学者の名前が並ぶ。こうした起業ブームは中国経済の急速な発展と密接な関係があり、また国内の起業家が提供した支援や優遇策に負うところも大きい。
今年1月14日、国務院常務委員会は400億元を投じて、国家新興産業起業ファンドを設立し、スタートアップの新興企業を重点的に支援することを決定。さらに続く18日に同委員会は、新たな起業支援制度を構築することも発表した。