インドの首都ニューデリーで、鉄道設備の国際展示会が14日から始まった。インドネシア高速鉄道の受注競争で、中国に敗れた日本は巻き返しを図り、官民を挙げて大規模な代表団を派遣。高速鉄道の輸出をめぐり、中国と日本が競い合う舞台はインドに移っている。日本の国営テレビNHKが15日に報じた。
報道によると、鉄道設備国際展覧会には二十数カ国の企業が出展。中国、ドイツのメーカーは車両模型や関連設備の実物を展示し、技術の高さと安全性をアピール。日本からは官民あわせて14の企業や団体が参加している。
日本の展示を視察したインドのプラブー・鉄道大臣は、「インドの鉄道建設において日本の先進技術は欠かせない」と述べ、日本からの技術サポートに期待を示した。ただ、インドネシアの高速鉄道入札では、中国案が採用され、日本の新幹線は敗北を喫したばかり。