王健林
胡潤研究院が15日に発表した「2015胡潤富豪ランキングトップ100」によると大連万達(ワンダー)集団の王健林会長(61歳)とその家族が中国長者番付の首位に返り咲いた。王氏の保有資産は2200億元で、前年より52%増加した。アリババの馬雲会長(51歳)は2位に後退、保有資産は前年比3%減の1450億元だった。
王健林ファミリーが再び中国長者番付の首位に立ったのは、傘下の映画館チェーン「万達電影院線(ワンダ・シネマライン)」の株価が上場後に20元から200元に上昇したのが主因。王健林氏はモデル転換で最も成功した企業経営者の1人だ。昨年末時点での万達集団の資産総額は5341億元、年商は2425億元で、前年比で30%増加した。万達商業地産は世界最大の商業不動産会社となり、「万達広場(ワンダ・プラザ)」123施設、ホテル78軒、を中国全土で開業。昨年12月には香港上場を果たした。